あなたは思い込みに縛られている

高級ホテルとはどんな場所?

ビジネスをする上で大切なのは事実=Factを見つめることです。

 

だからこそ私のドメインもFactaa=Fact and Act(事実と行動)としています。

 

事実を見つめる、というと当たり前だろ、と言われそうですが、これがなかなか難しいものです。

 

詳しい説明は省きますが、人間の脳は「見たいものを見たいように見る」というクセがあります。

 

人間の脳は勝手に取捨選択して、自分に都合の良い情報を選んでしまうのです。一方、自分の意見と反対の情報は無意識に捨ててしまうんですね。プロ野球の開幕前に、自分がひいきにしているチームのプラス材料のニュース記事ばかり読んでしまう、というとわかりやすいでしょうか。

 

だからこそ「AってBだよね」と何の疑いもないときこそ、「それって本当なの?」といい意味で疑ってかかる態度が必要です。

 

たとえば私は研修などで「高級ホテル(のサービス)を企画してください」という課題を出すことがあります。

 

最初に高級ホテルについてブレーンストーミングをしてもらうと、

 

「高級ホテルに求めるのは”非日常”だよね」

「うんうん、そうだよね」

 

という会話があちこちで聞こえてきます。

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

たとえば、世界規模の大企業のCEOがいたとします。その人は世界中を飛び回っていて、泊まるのはもちろん高級ホテルです。

 

ではその人が高級ホテルに求めるのは「非日常」でしょうか?...おそらく違うような気がします。むしろ、自宅のようにくつろいでぐっすり眠れる、あるいは普段のオフィスと同じように仕事ができる、といった「日常」ではないでしょうか。

 

このように考えると、「高級ホテルといえば非日常」というのは私たちの実感としてはわかるのですが、「本当にそうだろうか?」と考えると必ずしもそうとは限らない、とわかるかと思います。

 

(そもそもこの「非日常」自体が前回のブログで取り上げた、わかったつもりになる語=「つもり語」ですね。)

 

他にも私たちは「無意識の決め付け」がたくさんあります。

 

「マニアなら高くても買う」

「最近の若者は○○をしない(もしくは○○する)」

「消費者は安い商品を求めている」

 

…でも本当にそうでしょうか?

 

10人中10人が「それはそうだよね」と賛同するような意見のときこそ、注意が必要です。