クラムチャウダーはなぜ急に売れた?

見せ方を変えれば価値が変わる

あるカジュアルな、イタリアン中心の洋食のお店がありました。

 

そこではクラムチャウダーを480円で販売していたのですが、あまり売れませんでした。

 

しかしこの店は、ある工夫をすることでクラムチャウダーを値下げせずにたくさん売ることに成功しました。

一体どうやったのでしょうか。

 

答えは…

 

この店は、「壺焼きクラムチャウダー」として売り出したのです。

 

クラムチャウダーの器にピザ生地でフタをしてオーブンで焼きます。クラムチャウダーの蒸気でピザ生地が膨れ、パイ包み焼きのようにボリューム感が演出されます。手間と材料費がかかる分、680円としたのですが、それでも大ヒットしたのだそうです。

 

ピザ生地なら元々イタリアンなのでありますし、材料費もさほどかかりません。それをかぶせて焼く一手間で、売れなかった商品がプラス200円でも売れるようになったのです。

 

元々はただのスープだったのが、膨れたピザ生地によって「ボリューム感のある、家庭では作れないレストランならではの一品」になりました。この作業ひとつで、商品の位置づけが大きく変わったのですね。

 

商品が売れないというと、見直しを…トレンドが…消費者の好みが…いっそのこと値下げを…といった「抜本的な対策」をしなければ、と思いがちです。

 

しかしこのレストランによって、ちょっとした工夫で「見せ方」を変えれば、お客さまにとっての「位置づけ」も変わるのです。

 

「今はただの○○」だったら、それをお客様にとって「ちょっと特別な■■」にするにはどうしたらよいか?と考えてみてはいかがでしょうか。